だって

だってそんなこと忘れるくらい

お粗末なんだ


書いていても

実感だってない



切り離されてしまった自分

ずっと20年間そこにいるのに


私は立ち上がれるかな

君を遠く突き放すくらいに

じゃなくて、

不安になるのは馬鹿だね


いつまでも成長しないのは

自分を見放しているから

統合に失敗しているから


傷の舐め合いなんてしたくないのに

C

Cなのはピアノのはじまりの音がCだからだ

Aが原音でCがそこからはじまった新しいはじめの音

Bはちゅうとはんぱ

だから要らない



こういうことを書いてみるだけで

アーティストのことが少しわかったようなきがする


私は本気で生きていない

だって普通に生きたら3分でいなくなる


君も私も変われていない

本当のところはそうなんだよ


書いて意味があるフリをして

内心は入り組んだ奥に隠したまま

惰性でやってるんでしょ?

そんなことわかってる

だから私は君に確信を突いた一言を言ってしまった

君を燃やしたのではなく殺したの

本物ごっこはいい気分がしないよね

君もそう思うよね どうなの


一緒に本物になろうとかふざけんな

君の馬鹿な夢に付き合ってらんない


死ぬ瞬間を感じてしまったからね

君のおかげで

それで私はほんの少し目を覚ましたんだ


一生序章で終わっちゃいけないね


私はあのとき言った言葉を

後悔したことはないよ


助走が長い 燃え尽きてしまうよ

はじめ!

ねえねえ君は誰なの?

なにしてるの?

目の前の置物にそう話しかけた

だけど返事はないし

下を向いたままだ


詰めが甘いのは

確信を突けないからだ


変な味の料理なのは

あの人が狂っているからだ


飛行機の音がするが

こっちには墜落してこない


毎日 毎日

A→Bを繰り返す


何者かのようになったみたいで

何者にもなれなかった

私は私であるのに

君は私を私だと認めなかった

それもA→B


この孤独は埋まるのかな?

やぼだね 穴はあいたまんま


だから冒険にいこう そうしよう


いつか君をこえたい

そんなおもいだけが切実にあるんだよ

君は知っているかな

早く会いたいな

知らないどこかで